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講演録

:北海道女性医師の会が開催した講演会のご紹介です。
 

北海道女性医師の会

会長 守内 順子

昭和34年(1959年)日本女医会北海道支部として発足し、平成15年4月に北海道在住の女性医師の社会的QOL向上を目的として北海道女性医師の会が設立されました。

今まで日本女医会北海道支部としての女性医師の親睦に加え、育児支援、就労環境調査、北海道女性医師史編纂(北の大地を抱きしめて)、思春期の性の問題や性差医学の勉強会などを行ってきました。

現在、会員は全道各地で活躍している約270名の女性医師。理事は22名です。

昨年秋以来、女性医師(学生)を支援するために札医大、北大、旭川医大、旭川、釧路、足寄、函館、室蘭、小樽、苫小牧在住の先生に各地(大学)の拠点理事として活動を依頼し、本会の情報交換・交流の場、女性医師および女子学生のサポート・ネットワークを構築中です。

女性医師が増加し医師国家試験合格者のうち女性が3割を占めるようになり、今後さらなる女性医師の社会的活躍が期待されます。ところが、医療崩壊・医師不足が叫ばれる昨今、女性医師の評価はいまひとつです。最近のTVの番組では、女性医師の増加→離職率が高い→医療崩壊の一因となっている!?と放映されました。残念ながら、何故離職率が高いのかは論議されていません。旭川地区でのアンケート調査では、3年以上離職している女性医師は現場復帰の困難さが増す、従って離職期間を短くする努力が必要であるという結果が出ています。離職期間を最小限にするには、勤務先の経営者側の積極的な子育て・介護支援プログラムが必要なことは言うまでもありません。
最近、旭川医大は<二輪草プラン>で子育て介護支援、復職支援を開始しました。また、北大病院も24時間受け入れ可能な保育園ポプラを設置しています。ようやく女性医師を支える動きが出てきました。
男性医師も女性医師が仕事を続ける重要性を認識するようになりました。その表れの一つが北海道医師会の動きに見て取れます。

最近、道医師会は病院管理者を対象に【女性医師の勤務環境の整備に関する講習会】を開催しました。下記にその案内状を抜粋しました。

《現在勤務医の労働環境の悪化が指摘されている中で、女性医師が働きやすい勤務環境を整えることは、勤務医全体の勤務環境の改善に繋がるもので、医師確保対策の観点からも、地域医療を支える上で極めて重要なことであります。(中略)つきましては、北海道医師会として女性医師が出産や育児により職場を中断することなくライフステージに応じて働くことの出来る職場環境づくりのために、講習会を開催ことにいたしました。(後略)》

このように政府や医師会も女性医師を働きやすい環境を整えなければならないと重い腰を上げてきています。私も30年以上ライフステージに応じて働いて来ました。現在もフルタイムではありませんが勤務を続けています。医師は幾つになっても働き甲斐がある職業だと考えています。これから医師になられる皆様にも、ぜひ頑張って生き生きと楽しく仕事を続けて頂きたいと思います。

北海道女性医師の会は北海道で働く女性医師のサポーター集団です!

北海道の各地にネットワーク拠点があり、相談する相手がいて細かい情報も手に入るようにしています。
私たちはこの会を会員相互の親睦の場・切磋琢磨の場になるよう、若い女性医師たちにとって先輩より学ぶ場となるよう、また先輩医師たちにとってこの激動の時代を乗り越えていかなければならない後輩医師たちを援助・激励する場になるよう活動して行きます。

2008年1月 於:札幌医科大学『女性医師と女子学生のお喋りフォーラム』講演要旨



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