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講演録

:北海道女性医師の会が開催した講演会のご紹介です。
 

2大学合同懇親会報告書
『これからのキャリアを語る医師と学生の会』

実行委員長 守内順子

女性医師の占める割合が増えてきている今、北海道女性医師の会は働く環境やキャリア形成、家庭生活との両立などについて学生時代より考えていくことが重要と考え、平成19年から札幌医科大学と北海道大学それぞれで医師・研修医・学生の話し合いの場を持ってきました。昨年度からは2大学合同の会とし、今年度は平成24年11月17日『僕たちの未来予想図~医師のワークライフバランス』というタイトルのもと札幌医科大学で開催しました。
特別講演には北欧のライフスタイルからワークライフバランスについて長年研究されている、川崎一彦東海大学教授をお招きし、講演を頂くとともに全員参加型のディスカッションを行い、参加者同士の意見交換をしました。

実行委員会メンバー
(1)主催
北海道女性医師の会
  永石 歓和(札幌医科大学解剖学第2講座)
  長井 桂 (北海道大学第1内科)
札幌医大キャリアフォーラム実行委員会(代表:半田 和香子 医学部5年)
北大キャリアシンポジアム実行委員会(代表:柴田 美音 医学部3年)

(2)共催
北海道医師会、日本女医会、至誠会、北海道公立大学法人札幌医科大学
北海道大学医学研究科、北海道大学病院女性医師等就労支援事業部


1.日  時:平成24年11月17日(土) 14時~17時
2.場  所:札幌医科大学 南5・6講義室
3.講  師:田中 真佑 先生(北海道大学 精神科神経科)
       小林 拓馬 先生(札幌医大 整形外科)
       工藤 真弓 先生(北海道大学 消化器内科)
       進藤 哲哉 先生(NTT東日本病院 泌尿器科)
       川崎 一彦 先生(東海大学国際文化学部
              ・国際コミュニケーション学科教授)
4.参加人数:医師27名、学生19 名、社会人2名、 計48名
5.内  容:

会は主催者側の学生、札幌医大の半田和香子さんと北大の柴田美音さんの挨拶で始まりました。引き続き、実行委員の札医大の永石歓和先生と北大の長井桂先生の司会で、最初に4名の若い先生方にお話いただきました。
北海道大学 精神科神経科の田中真佑先生からは、ご自身の率直な進路選択の過程や、仕事と報酬という一見世俗的な話を通じて、「自分の真の姿」という哲学的な内容をわかりやすく皆に問いかけていただき、最初にして非常にインパクトの強いお話しでした。

札幌医大 整形外科の小林拓馬先生は、大学院生という比較的時間を自由に使える期間を利用して、独自に工夫したご自分のタイムスケジュールを公開して下さいました。また、サッカーのチーム医師として、時に看護師の奥様と一緒に仕事をしながら試合を楽しむなどの秘策も披露していただきました。
北海道大学 消化器内科の工藤真弓先生からは、4人のお子さんの育児に奮闘中でありながら、生き生きと仕事を続けておいでの様子をお聞きしました。
NTT東日本病院 泌尿器科の進藤哲哉先生は、外科医の奥様が3人目のお子さんを出産された後、札幌医大で子育て休暇を取られた男性医師としての経験談を話され、会場に大きな反響がありました。

小休止の後、東海大学の川崎一彦教授に「ワークライフバランスと幸せ」というタイトルで特別講演をいただきました。まずは、スカイプを用いて川崎先生のご友人の臨床医であるスウェーデンのLars Nylund先生にワークライフバランスについて直接お話しを伺いました。その後、川崎先生からスウェーデンでの労働、結婚、育児観、そして《幸せ》 についての感じ方・測り方・条件、そして幸せを得る方法などについてお話がありました。
引き続いて川崎先生が進行役となり、4名ずつ医師と学生が混って座っているテーブルで全員参加の※ワールドカフェ方式のディスカッションが始まりました。
[※ワールドカフェとは? :少人数に分けたテーブルで自由な対話を行い、ときどき他のテーブルのメンバーとシャッフルして対話を続けながら、参加する全員の意見や知識を集めることのできる会議手法]
第一ラウンドは『望ましいワークライフバランス像は?』。
目の前におかれた模造紙にマジックペンでメモしながら、自分の出身地と名前を紹介し、《世の中は・・・》で会話がスタートしました。初対面の医師と学生間でもすぐに打ち解けて話が盛り上がりました。
第二ラウンドはテーブルのメンバーを変え、前の人が残したメモを見ながら、『望ましいワークライフバランスのために、私たちが明日から出来るアクションは?』の話合い。そして最後に16テーブルから、それぞれ話あったことを発表し、皆で共有しました。
ディスカッションを終えて、自分たちの気付きのメモを壁に貼っている参加者の顔は明るく興奮しているように見えました。

クロージングの《カンテレあんさんぶるみゅう》の方々によるフィンランドのカンテレ演奏は、参加者の心をゆったりとした平和な世界に連れて行ってくれました。

今回の会は初めてワールドカフェ方式のディスカッションを取り入れ、戸惑うこともありましたが、学生さんからは『今回は参加型の要素が強く、意見が飛び交い、良い会だったと』 感想をいただき嬉しく思いました。
なお、当日配布したアンケートの結果、50を越す気づきのメモに関しては、改めて違う場で皆さまに見て頂きたいと思います。

企画にご協力いただける医師・学生を募集しています。
今回の会のために実行委員は何百回メールで意見交換したでしょう?メールだけでは不十分と!6月から何度も実際に顔を合わせて打ち合わせをしました。
会が終了しての12月の反省会では、意見が続出してもう次回の会の概略が出来上がりました! 忙しいのに本当に熱心な実行委員に支えられ、準備から片付けまで多くの皆さまにご協力頂き、会が無事終了したことを感謝申し上げます。なお、札幌医大の半田和香子さんは4月から6年生になるため、実行委員会次期代表を医学部2年生の蛯谷由真さんにお願いしました。
自分たちで作り上げる企画で、新しい仲間と出会い、意見を共有してみませんか?診療科を超え、地域を超えたつながり、発信力を目指したいと思っています。
一緒に活動を希望の方、お気軽にご連絡下さい。



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