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講演録

:北海道女性医師の会が開催した講演会のご紹介です。
 

平成24年度 北海道女性医師の会総会 講演会(2)報告書
『ワークライフバランス~スウエーデンの視点から』

東海大学国際文化学部国際コミュニケーション学科 教授 川崎一彦先生
平成24年4月14日(土) 18:45~ 於 札幌グランドホテル

クラーク病院 守内順子

もう10年以上前になりますが、認知症高齢者の研修を受けにスウエーデンのストックホルムに2度行きました。訪れた施設の責任者が皆女性であったこと、日曜日に乳母車を押していた男性の姿が多いことに非常に驚くとともに、女性が仕事をするのが当然であり、学歴の高い女性ほど子どもの数が多いと聞いてショックを受けたことを覚えております。

今回ご講演下さった川崎先生の奥様はスウェーデン人で、先生はストックホルムと札幌を行ったり来たりの生活をされています。2つの国の女性の生き方を比較してのお話は非常に興味深く、私達の立地点を根本から見直す良い機会になりました。簡単にご報告致します。
先ずはワークとライフ(仕事と人間的生活)の両立のお話があり、ワークとライフは二者択一では無く、相互補完関係ある事を述べられました。結婚、育児、労働に関して日本と北欧を比較してみると、上場企業の女性役員はノルウェーでは40%、スウェーデンでは30%近いのに、日本では殆どいない!女性の社会進出が非常に遅れていることが指摘されました。

結婚に関して、1988年以降スウエーデンでは出生率が右肩上がりなのに対し、日本は毎年下降している。子どもを生み育てたい社会にするにはどのような工夫が必要か?という点のお話がありました。スウエーデンでは480日まで育児休業が保証され、休業直前の8割の所得を得ることができる。1987年に新サムボ制度が出来、法的に結婚していなくても財産分与権や養育権が規定されていること、子どもには公立保育園が保証され、教育費は大学まで無料だそうです。
続いてスウエーデンの医師について、若いレントゲン科の女医さんであるソフィアさんを例にしてお話して下さいました。仕事の後はやはりかなり消耗するが、専門の科によって労働環境は異なり、パートナーとの調整が必要と考えているそうです。日本の女性医師に対してエールを送って下さいました。
最後に、Shawn Achorの『幸福優位の7つの法則』が紹介されました。感謝することを毎日3つノートに書く、毎朝家族や友人などに感謝や賞賛のメールを書くなど・・・私も実践しようと思いました。

幸せになれば成功する!幸せlyckaが複数lyckasになると成功という意味になるそうです。
先生のご講演は、島倉千代子の演歌『愛するあなたへの手紙』で始まり、終わりには皆で2分間の瞑想を行う!という型破りの非常に魅力的なものでした。2分間の瞑想時間が長いものに感じたのに対し、講演時間の40分が非常に短く感じられ、参加者からもっとゆっくりお話をお聴きするチャンスを設けてほしいと言う声が続出しました。先生も、もっとお話したいことが沢山あったに違いありません。機会を設けて是非続きのお話を伺いたいものです。



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