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:女性医師に関するさまざまな話題をご紹介します。
 

第29回保団連医療研究フォーラム
市民公開シンポジウム(平成26年9月14日)に参加して

北海道女性医師の会 澤田香織

保険医会女性部会会長 伴宰子先生のご配慮で実現しました。伴先生は、SACRACH設立時、呼びかけ人としてご賛同いただき、ゆいネット北海道カンファレンスにもたびたびご参加していただいた経緯があります。このたびは「子どもと女性の心を守る」シンポジウムをコーディネートしていただき、心から感謝申し上げます。NPOゆいネット北海道SACRACHから理事の八代眞由美弁護士と小野寺るみ子支援相談員2人がシンポジストとして参加いたしました。合わせて私達が運営する「性暴力被害者支援に関わる看護師育成講座」の受講案内、SACRACH趣意書、SACRACHちらしが同封されました。全国の医師歯科医師、そして市民の方々へ、心に届くメッセージを発信できたことをここに報告いたします。

帯広畜産大学教授 杉田聡先生は、抵抗できない被害者の心理的,身体的特性への理解を求め、経験則として判断された過去の無罪判決を利用されることに危惧をもつと強調されました。八代先生は、性暴力被害者に対する法的支援とともに特に子供に対する性的虐待についての告訴への道のりの困難さ、被害者にとっての大切さについて明快に訴えられました。小野寺さんよりSACRACH事業概要、SACRACHに寄せられた被害者概要について説明。小児事例紹介においては、子供が受ける傷の深刻さを心から寄り添う言葉を持って訴えてくださいました。中央児童相談所児童福祉司の板橋潔さんは、SACRACHとの強い連携を示していただき、良い関係にあることを強調されました。一方取り扱う地域が広範囲で人口も多く、2人で対応せざるを得ない状況を説明。昨年の性的虐待通報は300件寄せられ、実際には性的虐待と判断されたのは9件。しかし統計上、性的虐待は加害者が保護者、親権者に限られている。そのため同居の家族、兄弟や伯父、祖父などであった場合はネグレクトにカウントされ、深刻な性的虐待であっても実際のカウントとして表面にでていないことに注意が必要と強調されました。
シンポジウムでは、開業医に何ができるか、SACRACH事例の転機について、児童相談所から医師に望むことはなにか、SACRACHに男性産婦人科医はいるのか、運営費など、具体的な質問がたくさんあり関心の高さに心から感謝した次第です。

私達NPOゆいネット北海道の道のりはまだ始まったばかりです。堀本江美先生を始め、北海道女性医師の会会員の熱意とネットワークが評価され、北海道や札幌市の委託をうけております。さくらネットという弁護士の先生からのサポートは本当に心強いです。さらに現在、札幌医科大学小児科医、スクールカウンセラーとの繫がりもできつつあり、さらには道警との強い連携の不可欠です。私達の熱意が縦割り組織においてすぐには通じなくても、この積み重ねは必ず、社会のご理解と応援をいただき発展していける事業に繋がります。被害にあった子ども達が生涯にわたり自分を大切にできる支援事業へと発展できることを期待しております。






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